いま、空気がうまい、野山へ出よう!

お知らせ
 6月1日木から11日(日)まで、仙台市広瀬文化センター1階(JR仙山線の愛子駅南口から南へ歩いて五分)にて、

 野山ウオーク、地図と写真展を東北アウトドア情報センター主催で開催。

 初日1日木曜日は展示作業後の午前10時から、最終日の11日(日)は14時まで展示。6月5日(月)は休館日。通常会館日は午前9時からオープン。

以上です。

緊急避難の指示を花火や信号弾などの効果音 !で、 世界共通の検討を提案

仙台市の団体「東北アウトドア情報センター」の代表八嶋は、「防災アウトドア術」の初版を2015年3月1日に出版しました。この本の最後に「夢の防災」として「花火で伝える」という項目があります。災害時の避難を呼びかける方法として「花火、信号弾」を活用するというものです。

従来から「学校の運動会を知らせる」方法として花火が使われています。秋田県大曲の昼花火の体験では、花火が目視出来なくても、炸裂する花火の音が耳や体に響くことで花火の存在を確認できました。
花火を使うことは、避難を呼びかける手段として有効だと思います。

以下に「防災アウトドア術」の「花火で伝える」の一部を掲載し、提案いたします。

(6)避難警報を「花火」で伝える。聞き取れない防災無線

避難を呼びかける防災無線のシステムは完全ではないな、と実感する体験をした。
太平洋沿岸のある町で行われた避難訓練に参加した時のことだった。
私は訓練開始時間よりも早く現地に着き、自家用車で地域の様子を見ておこうと国道から海辺へ移動した。もう各所には地元の消防団員が数人ずつ配置されていた。
車を止めて団員にあいさつしながら立ち話をした。訓練開始は防災無縁で知らせるとのことだった。「訓練は○時に開始します」と言った内容の広報が町内に何度も流れたが、よく聞き取れないので、車を止めて外に出ると、断片的に聞き取ることができた。移動しながら、聞こえないポイントが各所にあることを知って、私は大いに疑問を持った。いろいろ見て回ってから、また消防団員の居る所を通って聞いてみた。「防災無線って聞こえないこともあるのですね」と私が問うと「そうだね、車内では聞こえないね」と消防団員は答えた。
せっかく用意されている防災無線が聞き取れない、これは根本的な課題だと思った。

車中では、窓を閉め切りラジオを付けていれば聞こえないし、天候による風雨でも同様だと推測した。家の中に居たとしても周囲の環境によっては広報が伝わらないこともあるのでは無いだろうか。漁船に乗っていれば、なおのことだ。私は海辺に住んだことはないので、現状に詳しくはないが、命に係わる重要な情報が伝わらない現実を知った。

その翌年の夏、有名な秋田県の大曲の花火を見る機会があった。友人から誘われ、大型バス・ツアーに初めて参加し、昼過ぎには現地に着いた。まだ明るい午後三時頃から昼花火があるという。みんなと一緒にシートに寝転びながら、明るい空に打ち上げられる花火を私は初めて見た。暗くなってからは壮大な花火を楽しんだ。
「避難を知らせるのに花火が良いのでは」その後、津波防災を考えている時にふと思いついた。花火なら家の隅々まで響くし、空に打ち上げられたのを広い範囲で見ることが出来るからだ。海上の船にも知らせることが出来そうだと思う。
この案は、まだ「夢」の段階だ。実現するには実験的なことを詰み重ねる必要がある。また、社会的なシステムとして、さまざまな法令の整備、市民の理解も必要になる。昔から地域の運動会を知らせる花火がある。音だけのようだが、近年は朝の騒音になって迷惑だという意見もある。現代の情報社会では、運動会の花火が必要なのか考える時期なのかもしれない。もし防災警報花火が実現するようになれば、祝砲花火との区別を考えると、祝砲花火は廃止するか共存するかを検討することになるだろう。

実際の避難の呼びかけで、どんな花火、信号弾がよいかなどを検討するには専門家が取り組まなければ無理ですし、関連する法整備も必要になるかと思います。
ただ私がこのまま考えているだけは検討も実現も出来ないと思い、今回、このような方法で提案ました。
来る3月11日には、各市町村で「試験的な花火」で取り組んで頂きたいと思っています。
「鎮魂」の思いも込めて14時頃に花火を打ち上げることができればと思います。

統一した信号が実現すれば、災害時に瞬時に活かせると思います。
日本、世界に広げて行ければ、浜辺、観光地で有効と思います。
今後、さらに検討して行きたいと考えております。

何卒、よろしくお願いいたします。


参加者募集

野山ウォーク

中高齢者向けの野山歩き・軽登山
今までの活動の様子は東北アウトドアセンターのブログをご覧ください

参加費: 一人 500円
準 備: 登山に準じた歩ける服装と靴、雨具
行 程: 仙台市愛子の文化センター前集合・解散 9時出発(20分前集合)、14時頃解散
予 定:
今後の予定については東北アウトドアセンターのブログに随時掲載。
申し込み: 3日前までにメールフォームなどからお申し込みください
メールフォーム: お申込み・お問い合わせ

※毎回終了後に次回の参加申し込みを受け付けています
※終了後以外は電話、SNS、ラインなどでも受け付けています
※キャンセルは前日17時まで

※「中止」以外、申し込み者に当方から返信は特にしません

登山講座

宮城県と隣県の山々での登山講座です
これまでに野山ウオークの経験がある方々が参加できます

参加費: 一人 2,000~5,000円
行 程: 仙台市愛子を7時半出発、15時頃、解散。
メールフォーム: お申込み・お問い合わせ

※毎回終了後に次回の参加申し込みを受け付けています
※終了後以外は電話、SNS、ラインなどでも受け付けています
※キャンセルは前日17時まで

※「中止」以外、申し込み者に当方から返信は特にしません

防災アウトドア術講座

チョモランマ登頂など数々の登山経験から学んできたアウトドアのテクニックを防災に活かすための技術講座です

親子での参加も可能です
子どもは小学5年生以上、子どものみでの参加はできません

参加費: 大人一人 1,000円、子ども一人500円
予 定: 毎月数回の土曜日、野山ウォークと同時開催もあります
具体的な日程についてはお問い合わせください
申し込み: メールフォームからお申し込み・お問い合わせください
メールフォーム: お申込み・お問い合わせ

「ヒマラヤへの憧れ~東北人の登山記録から防災アウトドアへ~」 企画展(2015年12月15日-2016年3月21日)報告

みやぎ蔵王福祉登山の様子

東北アウトドア情報センターのブログ

活動の報告やこれからの予定はブログでお知らせしています

東北アウトドア情報センターの出版物

新刊

2023年版 防災・車中泊術: 災害時の車中泊避難

電子書籍として発売していた「2022年版 防災アウトドア術 : ~災難から守る知識、技術~」が印刷した本のペーパーバックとして購入いただけるようになりました。手元に置いてすぐに読み返すことができます。

著者 八嶋 寛
編集 メディアデザイン
発行 東北アウトドア情報センター
価格 440円(消費税込み)

・インターネット販売
アマゾンキンドルストアでご購入いただけます

2023年版 防災・車中泊術: 災害時の車中泊避難


既刊

ペーパーバック版 防災アウトドア術: 2022年版 ~災難から守る知識、技術~

電子書籍として発売していた「2022年版 防災アウトドア術 : ~災難から守る知識、技術~」が印刷した本のペーパーバックとして購入いただけるようになりました。手元に置いてすぐに読み返すことができます。

著者 八嶋 寛
編集 メディアデザイン
発行 東北アウトドア情報センター

ペーパーバック版の購入

・みやぎNPOプラザの窓口

価格 1,100円(消費税込み)

仙台市宮城野区榴ヶ岡5番地
電話 022-256-0505

・インターネット販売
アマゾンキンドルストアでご購入いただけます

防災アウトドア術: 2022年版 ~災難から守る知識、技術~ ペーパーバック


太白山 ~日本、韓国、中国の歴史を巡る旅~

太白山は、日本と韓国、中国の三国に存在する。
宮城県の仙台市太白区にある太白山は標高三二一㍍ほどの山で、私は昔からよく登っている山だが、隣国にも同名の山があることを知ったのは二十五年以上も前のことだ。・・・・・

著者 八嶋 寛
編集 メディアデザイン
発行 東北アウトドア情報センター
価格 880円(消費税込み)

太白山 表紙

「太白山」の紹介動画

「太白山」の購入

・みやぎNPOプラザの窓口

仙台市宮城野区榴ヶ岡5番地
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電子書籍(仙台文庫e)

2022年版 防災アウトドア術 : ~災難から守る知識、技術~

想像を超える様々な災害が、世界各地で毎年のように発生している。「何十年に一度の災害」や「想定外の災害」、「異常気象」といった言葉で済ませてはいけない。私たちの生命と財産を守るためには、これまでの防災の常識に頼っているだけでは、このような災害から逃れることはできなくなってきているのだ。
これまでに私が出版してきた「防災アウトドア術(2015)」と「防災アウトドア術 ~危険回避、一人ひとりができること~(2020)」の内容をを見直し、最近の災害状況を加筆、防災情報についても修正を行ったのが本書「2022年版 防災アウトドア術 ~災難から守る知識、技術~」である。

著者 八嶋 寛
編集 メディアデザイン
発行 東北アウトドア情報センター
価格 440円(消費税込み)

「2022年版 防災アウトドア術 : ~災難から守る知識、技術~」の紹介動画

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防災アウトドア術 ~危機回避、一人ひとりができること~

2015年に刊行された「防災アウトドア術」を大幅に改訂、その後に発生した熊本地震や2019年の台風15号、19号による災害などから得られた知見をもとに加筆した一冊です。
著者の八嶋さんが、これまでに行ってきたチョモランマをはじめとするヒマラヤ登山や探検などから学んだことや、東日本大震災での経験と行動、反省を含めた情報をお伝えします。
災害に直面した時、自分ならどう判断し、行動するだろうか?
イザと言う時に瞬間的に決断するのは自分自身。一人ひとりができることを考えてみたい。・・・・・

著者 八嶋 寛
編集 メディアデザイン
発行 東北アウトドア情報センター
価格 330円(消費税込み)

「防災アウトドア術~危機回避、一人ひとりができること~」の購入

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東北アウトドア情報センター
Tohoku Outdoor Information Center(TOI)の記録

黄河源流探検1985

黄河源流探検1985その1

インドの懐かしい時代

インドの懐かしい時代 1978

ヒマラヤの記録

チョモランマ2000 動画Everest
ガッシャブルム1峰 スライド報告

アフガンの旅

アフガンの旅 その1
アフガンの旅 その2
アフガンの旅 その3

チベットの山

チベットの山1
チベットの山2
チベットの山3
チベットの山4
チベットの山 END

インド、ブラマプトラ河下り1991の記録

ブラマプトラ・初河下り1991の予告編
ブラマプトラ・初河下り1991 その1
ブラマプトラ・初河下り1991 その2
ブラマプトラ・初河下り1991 その3
ブラマプトラ・初河下り1991 その4
ブラマプトラ・初河下り1991 その5

中国(北朝鮮の国境)の山、長白山(白頭山)登山1991年の記録

長白山 1991 1
長白山 1991 2 完

「山の先達二人展」 登山家槇有恒氏とピッケル山内氏の展示会

山の先達二人展1996年の報告

旧ミッテルレギ小屋訪問

アイガー旧ミッテルレギ小屋